ブロック集会が開催されました

東日本大震災から今日で6年。あれから6年も経ったなんて。

 

 

 

 

 

 

 

 

地震の規模はモーメントマグニチュード9.0、発生時点においては日本周辺における観測史上最大の地震でした。南北約500km、東西約200kmという広大な震源域で、最大震度は宮城県栗原市で震度7、宮城・福島・茨城・栃木の4県36市町村と仙台市内の1区で震度6強を観測しました。復興庁の報告書によると、震災直後は47万人であった避難者は去年9月現在で約14万人、仮設住宅から恒久住宅への移転が進んでいるそうです。瓦礫の山はいまだ大量に残されており、原発事故という特殊な二次災害があるにしても、6年かかってまだこれだけ。東京では震度5強でしたが、一両日中にはライフラインが復旧し、電車も京葉線以外はほぼ再開しました。各機関の素早い対応、努力に頭の下がる思いですが、もしあれが震度6強だったら?それ以上だったら?

 

 

 

 

地震の発生時期を予測することは困難ですが、政府は今後30年以内にM7クラスの首都直下地震が発生する確率を70%、M8~9クラスの南海トラフ巨大地震が発生する確率を70%と見積り、さまざまな検討、対策をすすめています。政府が、行政が何とかしてくれる?答えはNOです。大規模自然災害に関しては他力本願では絶対にいけません。助け合うのはもちろんですが、あらかじめ備えておく<自助>の精神が必要です。なぜならライフラインが途絶え、交通網がストップした時、何が必要になのかは人それぞれですから。当マンションには水や食料などを備蓄していません。基本的には「一週間助けは来ない」と考え、一週間持ちこたえられる備えをしておくことが必要です。<自助>の後に<共助>が活きるのです。

 

 

 

 

震度7とはどんなものでしょう?地震体験車で震度6を体験したことがありますが、立っていられませんでした。小学校の時の避難訓練では「地震がきたら机の下に隠れる」と教わりましたが、震度7クラスだと机と一緒に飛ばされる危険がありますので、窓ガラスから離れ、頭を保護してしゃがむのが大地震で生存確率が上がる対応だそうです。
慌てて外に出ようとするのも危険です。まともに歩けないほどの揺れの中で動こうとすると、転んでケガをするおそれがあり、その後の避難行動に支障が出てしまいます。大震災では「揺れが収まるまで安全なところでうずくまる」が正しい行動です。なかなか治療を受けられなくなりますから、ケガをしないようにすることが重要なのです。

 

 

 

 

震度7がきたら、自分はどうなるだろう?「タワーリング・インフェルノ」みたいに阿鼻叫喚の大パニックに陥るのでしょうか?どうやら自然災害においてはそうではないようです。災害心理学の研究で、多くは「凍り付いて動けない」ために犠牲となることが判っています。人間は普通の時なら、刺激→反応を意識せずに行いますが、通常とは異なる事態に直面すると、刺激→反応がうまく機能しなくなり、


  ・何もできない人 70~75%
  ・パニックに陥る人 15%以下
  ・落ち着いて行動できる人 10~15%


になるそうです。これを心理学用語で「正常性バイアス」といい、予期せぬ事態に対して「ありえない」という偏見(バイアス)が働き、「これは正常の範囲内なのだ」と認識してしまうのです。東日本大震災では「こんなことになるとは思いもしなかった」「想定外だった」という証言が数多くあり、非常時に的確な行動がとれなかったことにより、被害が拡大したことが判っています。私たちは「落ち着いて行動できる人」になるために、非常事態に対応できるスキルを身につけておかなければなりません。そのためにも定期的な避難訓練、安否確認訓練をし、非常時に「正常性バイアス」が働かないようにしておくことが必要です。

 

 

 

 

当マンションは去年1月、「災害時緊急行動細則(防災マニュアル)」を発行し、災害対策本部が設立されるような大規模災害の場合、ブロック当番が活動するよう定めました。理事会は災害対策本部として活動しますので、ブロック当番は主に担当ブロックの安否確認、無線で状況報告を本部にします。ブロック当番は拠点階で落ち合い、各種報告書や無線をバケツリレー方式で地下1階の災害対策本部へ運びます。

 

 

 

 

ISA災害時緊急行動細則.pdf
PDFファイル 1.3 MB

災害緊急時の組織編制、ブロック当番の役割などが規定されています。

 

 

 

 

 

2017年2月25日、26日に開催されたブロック集会

 

 

 

 

ブロック当番の任期は2年。理事会同様、2年生が1年生に伝授して知識・技能を継承していくシステムで、今年は2月25日、26日にブロック集会が開催されました。今年のブロック当番を募ったのですが、515戸中、ブロック集会への出欠票を提出したのは402戸、出席したのは166戸でした。二度目のブロック集会ですが、去年と同じ顔ぶれのブロックが多かったようです。つまり、防災への意識が高い人は来るし、そうでもない人は来ない。ブロック集会に欠席したからブロック当番にならなくて良い、ということはなく、ブロック内の相談で決めますから、いずれは回ってきます。震災の記憶が新しいうちに災害対策スキルを身につけておくのが良いのではないでしょうか?今年は6月に避難訓練、秋に安否確認訓練を行います。私はどんな災害でも絶対に生き残るつもりですので、必ず参加します。

 

Yuki