災害時の水路の活用を想定した防災訓練!

令和2年9月26日イニシア千住曙町では10周年を記念した防災訓練を実施しました。

当マンションだけでなく近隣の町会自治会にも協力いただいて開催したものです。

写真↑グリーンのビブスは近隣の柳原東町会の皆さんです。

災害時に隅田川を活用できないのか?

3.11の震災の時、東京都内は大渋滞で車が身動きが取れない状態が発生したことは皆さんの記憶にも新しいと思います。

こうした事態が再び起きた時に、救急搬送や消火活動に隅田川など水路を活用できないだろうか? という理事長のアイデアから今回の防災訓練の企画がスタートしました。

写真↑ イニシア千住曙町に隣接する隅田川を行く水上バス

2018年9月自治会がチャーターしたクルーズ船

実は当マンションが接する隅田川に近接したところに「防災船着場」があります。

平時においても、東京水辺ラインの水上バスを当自治会がチャーターした際にこの船着場を利用したことがあります。

 

この「防災船着場」は大規模災害発生時に道路や鉄道などの陸上交通網が寸断されることを想定し、輸送機能の維持・確保を目的に整備されたものです。

平成28年の東京都の防災船着場整備計画によると、物資輸送や帰宅困難者の支援の他、緊急経路として被災直後に傷病人の医療機関への搬送経路の確保を目的とした事が記載されています。

<参考>東京都の防災船着場整備計画↓

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000021437.pdf

 

しかし、行政や消防署と今回の防災訓練の計画について協議していく過程で、水路を活用した要救助者の搬送のためのガイドラインや運用ルールについては具体的に策定されていないという事が判りました。隅田川に近接するエリア全体の災害時での対応力を増していくことは、私たちの住むマンションだけでなく地域の今後の重要な課題だと考えます。

 

こうした課題を背景に今回の防災訓練を開催

午前9時地震発生を想定したアナウンスが防災センターから館内に向けて放送されます。

このアナウンスの直後にB1エントランスロビーに管理組合の理事長を本部長とする災害対策本部を設置。

各フロアの防災拠点にはブロック担当がそれぞ集合して各戸のドアを見て安否確認を開始します。

各拠点で集計した安否確認結果は直ちに、本部にレシーバーを使って報告しマンション全体の安否状況を把握します。

イニシア千住曙町 防災訓練の災害対策本部
イニシア千住曙町 防災訓練の災害対策本部

安否確認は計画の通り迅速に行われ、今回の安否プレートの掲出率は85%以上と住民の意識の高さを伺わせる結果になりました。

今回の防災訓練では東京消防庁のご協力を得て、「まちかど防災訓練車」を使った放水訓練を実施しました。この車両は軽トラックベースの小型車で道路の狭い地域や住宅街や小さな公園で使用することができる車両です。この車両を使って消火訓練を行いました。

こちらは三輪の二人乗り電気自動車のファーストエイドチームの消防車両です。大型の消防車が入れない箇所にいち早く到着して初期対応を行うための車両。かわいいので子供達に大人気でした。

小回りの利く機動性を活かして千住の地域での活躍が期待されます。

 

救急搬送とマンション前に停泊する消防艇のデモンストレーション

千住消防署の急病人に搬送を行う様子をデモンストレーションいただき、続いて隅田川の当マンション前に停泊した消防艇「はまかぜ」から2機の放水銃を使って勢いよく放水。

「はまかぜ」は水深の浅い水域でも航行が可能な船舶です。

川沿いのマンションに住む私たちにとって、いざという時に頼りになる船であって欲しいと思います。

隅田川の消防艇から放水
防災訓練で放水する消防庁の消防艇
隅田川の消防艇から放水
防災訓練で放水する消防庁の消防艇

最後に管理組合理事長/自治会長から今回ご協力をいただいた各機関団体への感謝の意とともに、水路を活用した救急搬送ルールの策定などを都議会に対して今後、積極的に要望していきたいこと、今回がその第一歩になったことなどを述べて終わりました。

東京都議会議員の後藤なみ様、足立区議会議員の中島晃一様、足立区危機管理部防災力強化担当課長の苫米地様ならびに、東京消防庁千住消防署の皆さまには今回の防災訓練の計画段階よりご協力をいただきありがとうございました。

Boss